上司が自分の指示を忘れたり、言ってることが二転三転するのって本当にイヤですよね!
せっかく全力で仕事に取り組んだのに「そんなことは言ってない」「なぜこんな進め方をしたんだ」なんて言われたら「私はアンタの指示どおりにやったんじゃないかーっ!!!」って内心思って腹が立ちませんか?
私も当初は腹を立てていましたが、20年以上の社会人生活で様々なタイプの人と接していくうちに、少しずつ「言ったことを忘れる上司」に対処する方法を掴んでいきました。
そこで今回は「言ったことを忘れる上司」「指示が二転三転する上司」のもとで働かなくてはならない場合の対処法について紹介いたします。
目次
上司が言ったことを忘れたり指示が二転三転するのが嫌い!
上司の指示通りに仕事を仕上げ、報告したら
「俺はこんな指示は出した覚えはない」
なんて言われた経験はありませんか?
…私は、そりゃもう山のようにあります(苦笑)
指示内容を忘れるだけじゃなく、指示したこと自体を忘れる上司もいますし
「これじゃなく、あれをやって欲しかったのに」
と指示内容が初めに聞いた内容と二転三転したり、挙句の果てには
「なんでこんなことしたんだ!」
と逆ギレするタイプの上司にあたったことも 😐
上司の指示通りに仕事をしたと思っている身としては
「せっかく一生懸命やったのに!」
と腹が立つか、あるいは
「あれ?私が指示内容を勘違いしていた?」
と不安になりますよね。
いずれにしても、上司が言ったことを忘れる、あるいは指示内容が二転三転するのはストレスの原因になります。
上司が言ったことを忘れたり、指示を二転三転させる理由は?
私は20年以上の社会人生活を経験していくなかで、上司が『言ったことを忘れる』『指示が二転三転する』理由は以下の3つだろうな、と強く感じています。
気分屋である
気分屋の上司は、よく言えば「閃き(ひらめき)型」で天才肌タイプとも言えます。
自分の勘や経験といった、言語化できないけど「こっちがいい!」と思った方に動くタイプです。
こういった「閃き型」「天才肌」上司の場合、“少ない言葉で、多くを悟れ”と考えるタイプだったりするので、部下はしばしば上司の指示の意図を勘違いしがちです。
あるいは、全く何も考えず本当に思いつきで適当に指示するタイプの上司もいます。
「閃き型」も「思いつきタイプ」も、どちらも過去と現在の自分の言動が矛盾してても気にしません。
上司と部下がどちらも同じタイプであればいいのですが、一貫性を大事にしたい部下にとって気分屋の上司はストレスになりがちです。
忘れっぽい
根っから忘れっぽいタイプの上司もいます。
忘れっぽいタイプの上司は
・仕事が忙しすぎて、自分の出した細かい指示まで覚えていられない
・もともと記憶力が悪く、全てにおいて忘れっぽい
の2通りに分類できます。
「そうか、忘れてた」と指示忘れを認める上司ならまだしも、「そんなことは言ってない!」とキレるタイプの上司だと本当に最悪です。
上司の上司が方針変更を指示している
上司が部下に指示を出した後で、上司の上司が方針変更を命じているケースもあります。
例えば課長が部下に指示を出しだ後に、部長(課長より立場が上の人物)が指示内容を変更する、などです。
この場合、課長が「部長の指示で、方針が変更になった」と言ってくれれば部下もまだ納得ができます。
でも何らかの事情で課長が方針変更の理由を黙っている必要があったり、あるいは課長自身も方針変更の理由を聞かされていないような場合、課長は理由も告げずに部下への指示を二転三転させることになります。
上司が言ったことを忘れる・指示を二転三転させる場合の対処法
言ったことを忘れたり指示内容を二転三転させる上司には、私は以下に挙げるような対処法をとっています。
指示内容を自分なりの言葉で確認する
上司から指示を受けた時点で私は、指示内容の確認をします。
指示内容を確認するときのポイントは、単に上司の言葉を繰り返し復唱するのではなく、自分なりの言葉に置き換えて聞き返すことです。
指示内容をそのまま復唱した場合、上司の指示内容と自分が認識した内容に違いがあった場合に気づかない可能性があります。
上司からの指示内容をどのように解釈したのか、自分の言葉で置き換えて聞き返すことで上司と自分の認識に違いが出ることを防ぐことができます。
上司の指示内容を確認する時は、仕事内容だけでなく優先順位についても併せて確認するようにしましょう。
本当は上司が指示内容を「最優先でやってほしい」と思っているのに、あなたが勝手に「今はこれとこれの業務があるから、上司の指示は後回しでいいや」なんて判断したら、その後の業務に悪影響が出かねません。
自分なりに仕事の優先順位を考えて、上司に確認を取ってから業務を進めるとよいでしょう。
指示内容を書面やメールで残す
上司からの指示内容を自分なりの言葉でまとめて書面にしたり、あるいは上司にメールで送るなどして双方(上司と自分)が見られるような形で残しておきます。
上司にリマインド(再確認)することで
・いつ、どのような指示内容があったかを互いに確認することができる
・後日「言った、言わない」の水掛け論になるのを防ぐことが出来る
というメリットがあります。
進捗状況を途中で報告する
上司に指示された仕事を完了してから「できました!」と持っていくのではなく、途中で進み具合を報告するとよいでしょう。
もしも自分の仕事の進め方と上司の思い描くゴールが違った場合、仕上がってからやり直すのは時間も労力も大幅にロスしてしまいます。
指示が二転三転する上司の場合、進捗状況を聞いて「やっぱりこうしよう!」と方針転換することもあり得ます。
なので、上司には仕事を完了させてから報告するのではなく、少なくとも途中で1度は進捗状況を報告しておくことをオススメします。
それでもやっぱり上司に振り回される場合は?
上司の指示内容を確認・リマインド・進捗報告していたにもかかわらず、それでもやっぱり指示内容を忘れられたり二転三転させられた場合は、どうしたらよいでしょうか。
当初の指示と違う、と主張する
まず考えられる方法としては「最初に聞いていた指示内容と違う」と主張することです。
このときに指示内容をメールや書面で残していれば、たとえ内心は腹が立っていたとしても冷静に主張できると思います。
素直に上司の主張を聞き入れる
それでもなお上司が「こんな指示は出していない」と言うのであれば、
「自分は指示内容をこういうことだと理解していましたし、お互いに確認しあって『間違いない』と革新していたのですが、認識違いでしたら失礼しました」
と言って、引き下がりましょう。
もし自分が間違えていなければ、周囲からの評価は下がることはないはずです。
むしろうまく立ち回ることで、逆に評価がアップすることも期待できます。
部署異動や転職を検討する
あまりにも上司の言い分が理不尽な場合、その上司から離れることを考えてもよいかもしれません。
具体的には「部署異動」「転職」「退職」などです。
いい加減な上司のもとで働いていると、いつまでたっても仕事のやり方が身につきませんし、達成感や満足感が得られないためにエネルギーが下がってしまいます。
いっそ自分に合った働き方を探すのも、一つの手です。
上司が言ったことを忘れるのが嫌い!対処法3つ・まとめ
上司が言ったことを忘れる、または指示内容を二転三転させる場合の理由や対処法を紹介しました。
雇われた働き方をしていると、ときに理不尽な場面に遭遇することもあります。
自分のエネルギーを理不尽な仕事で消耗せず楽しいことに使うためにも、ここで紹介した対処法を役に立てていただければ幸いです。