「あの人はうまくいっていていいなぁ」と他人をうらやましく感じて心が苦しいこと、ありますか?
昔の私は「あの人はいいなぁ…どうせ私なんて…」とイジケて卑屈になることもありましたが、気がついたらネガティブに考えることはなくなっていました!
「うまくいってる人がうらやましい」と感じたときの、私なりの対処法を考えてみました。
目次
うまくいってる人がうらやましい、ツライと感じていたときの自分
ビジネスでも日常生活でも、「うまくいってる人がうらやましい」と思うときはありませんか?
昔の私は「あの人はいいなぁ、それに比べて私なんて」と、うまくいってる人を見ると卑屈でネガティブな気持ちになることがありました。
でも気がついたら、他人をうらやましいと思っても卑屈でネガティブな感情が湧かなくなっていました。
何故うまくいってる人を見ても卑屈にならなくなったのか、まずは卑屈になっていた当時のことを思い返してみました。
成功者にケチをつける人が周りに多かった
例えば職場の同僚A子ちゃんに、優しくてイケメンの彼氏ができたとき。
同僚B「A子の彼、マジ優しいしめっちゃイケメンで、いいね~」
同僚C「でもA子、なんか最近太ったと思わない?」
同僚B「やっぱり?実は私もそう思ってたんだよね~」
こんなふうに、うまくいってる人に対して「でもあの人は…」とケチをつける人っていませんか?
過去の私の周りには、成功者にケチをつける人がたくさんいました。
成功者のアラ探しをするのが当たり前という環境では、「成功者=妬むべき存在」でした。
出る杭は打たれる、と思っていた
成功者を妬むような人が周りに多かった頃は、もし自分に何かいいことがあっても素直に喜べませんでした。
「すっごくいいことがあったんだけど、これを言ったら妬まれるかも」
と思って、口にするのを自制してました。
たまに褒められることがあっても、「そんなことないよ、私なんて」と自分で自分を下げる発言をしていました。
今思えば、妬まれて一人ぼっちになることが怖かったのだと思います。
でも本当は認めてほしかった(承認欲求)
自分で自分を下げる発言をしつつも、どこかで「私だって頑張ってるのに」という、認められたいという気持ちがあったのだと思います。
だから「どうせ私なんて」という言葉が口から出てきていたのだと思います。
だって「どうせ私なんて」と言えば、優しい人は「そんなことないよ」って言ってくれるじゃないですか。
(自分で書いておきながら、なんて面倒くさい女なんだ!って思います:苦笑)
うまくいってる人をうらやましいと感じたときの対処法
今の私は、うまくいってる人をうらやましいと思うことは何度もありますが、ちっとも苦しくありません。
それは、以下に紹介するような考え方が身についたからだと思います。
そもそも「うらやましい」という感情は悪いものじゃない
うまくいっている人を「うらやましい」と思う気持ち。
それは「妬み」ではなく「憧れ」なのだと考えたら、どうでしょう?
「うらやましい」と思う気持ちは決して悪いものじゃなく、むしろ自分を成長させてくれる種のような感じがしませんか?
あの人がうらやましい!
→私もあんな風になりたい!
→どうやったらあんな風になれるかな?
うらやましいと思う気持ちを素直に認め(自己肯定)、自己成長のために行動する。
そうやって、憧れを自己成長のエネルギーに使うとよいのではないかと思います。
成功者をストレートに称え合う人と一緒に居よう
うまくいっている人に対して「すごいね!」「おめでとう!」とポジティブに称え合う人と一緒にいることで、成功者を認める・称える・誉めるという感覚が当たり前になってきます。
こういう人たちは、仲間が成功すると皆さん自分のことのように喜び、受けた刺激を「よし!自分も頑張るぞ!」と自己成長のエネルギーに変えてビジネスに取り組んでいます。
足の引っ張り合いもないので、自分を下げる必要も全くありません。
成功者を「うらやましい」と思えば素直に憧れ、自分もそうなりたいと思って努力する。
こうやってお互いに影響を与え合いながら成長していけるのは素晴らしいことだと感じます。
だから、一緒に過ごす人・環境はとても重要だと考えます。
自分の「今ここにある幸せ」に感謝しよう
他人と比べて自分は「持ってない」と凹んだり、理想と現実のギャップを嘆くばかりじゃなく。
自分の「今ここにある幸せ」も大切にすべきだと私は考えます。
何故なら「今ここにある幸せ」を大切にできない人は、いつまでたっても「自分は満たされない」と思っているからです。
これは、私の知る主婦の例ですが。
彼女は専業主婦で、会社を経営する夫に惚れられ、経済的に何不自由なく暮らしています。
地域で一番大きなマンションに住み、穏やかで可愛い娘にも恵まれています。
端から見ると順風満帆そのものにしか見えませんが、気の強い彼女はいつもプリプリ怒ってます。
「娘が塾のテストで一番になれなかった」
「今年は夫がMBA取得の予定だから、海外旅行は2回くらいしか行けそうにない」
「また整形を疑われちゃったよ、ワタシの顔は正真正銘の天然なのに」
…etc.
彼女は嫌味を言うつもりじゃなく、本気で自分の現状が不満だと思ってるんですよね。
私はその様子を見るたびに
・世間一般で「うまくいっている」とされるような人にも、その人なりの悩みや不満があるんだな
・高い理想のせいで、自分で自分を苦しめているんじゃないのかな
・“ない”ことばかりに目を向けないで、もっと“今ある幸せ”にも目を向ければいいのに
と思います。
「今ここにある幸せ」にきちんと感謝をできない人は、例え人から何か(物やチャンス、人脈など)を与えてもらったとしても「まだ足りない!もっと!もっと!」と思ってしまうのではないでしょうか。
「まだ足りない!」と思っている人は、人に価値やエネルギーを提供しようという意識に欠けています。
まずは自分を満たし、そのうえで自分から湧き出るエネルギーを人に分け与えることが、日常の幸せやビジネスの価値提供につながるのだと私は思います。
最低限、憧れの人と同等の努力はしよう
自分で自分を変えようともせずに、現状の生活のまま「あの人はいいな~」と言っても、決して何も変わりません。
「そのままのあなたでいい」「願うだけで、希望は叶う」などという言葉を自分に都合よく解釈し、
「そうか!私はそのまんまでいいんだ!願えばきっと宇宙は叶えてくれるのね♪」
なーんて、そんなはずないじゃないですか!
他人を「うらやましい」と思うなら、最低限、憧れの人がしてきたことと同じ努力はすべきだと私は考えます。
自分は何もしないまま、「あの人はいいな~」と言い続けても、絶対に何も変わりません。
悲劇のヒロインになったつもりで不幸に酔いしれる人生を選ぶか、
人生をより良くハッピーにするために、自分の手で人生を切り開くか。
私なら後者を選びます。
うまくいってる人がうらやましいときの対処法・まとめ
あの人はうまくいっていていいな~、とうらやましく思ったときの対処法を挙げてみました。
他人をうらやましく思うこと自体は、決して悪いことではありません。
人をうらやましく思う気持ちをポジティブなエネルギーに変換し、努力することが大切だと私は考えます。
参考になれば幸いです。