- 確定申告にe-Taxを使いたい(初めて使う)人が、まず何をすればいいか
- スマホでもできる、e-Taxを使うための事前登録のやり方
- e-Taxを確定申告に使うメリット(長所)

「確定申告にe-Taxを使ってみたいけど、どうやるの?」と思ったことはありませんか?
そこで今回は「確定申告や医療費控除の申請にe-Taxを使ってみたいけど、まず何をしたらよいか分からない」という人のために
e-Taxを使うための事前準備
が直感的に分かるよう、画像を使って流れを分かりやすくお伝えします!
管理人
記事後半にはe-Taxを使うメリットについてもまとめましたので、是非とも参考にしてください!
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目次
e-Taxを使いたい人が、まずやるべきこと(事前準備)
e-Taxを使うためには、国税庁のホームページから利用開始のための手続きをする必要があります。
管理人
e-Tax利用開始の方法には
- マイナンバーカード方式
- ID・パスワード方式
の2種類があります。
今回ご紹介する事前準備は、税務署から発行されるIDとパスワードを利用した方式になります(マイナンバーカード不要)。
管理人
スマホでもできる、e-Tax事前準備のやり方(マイナンバーカード不要)
では早速、e-Taxの事前準備をやってみましょう!
e-Taxホームページの開始(変更等)届出書作成・提出コーナーにアクセスし、「1 開始届出(初めての方)」の中の「個人の方」をクリックします。
e-Taxを初めて利用される方が、利用者識別番号を取得する手続きであることの確認画面が表示されます。
「次へ」をクリックして、進みます。
「氏名等の入力」画面が表示されます。
氏名や生年月日など、自分の情報を入力しましょう。
入力が必須なのは氏名(フリガナ)・氏名・生年月日・職業の4つです。
入力が完了したら「次へ」をクリックします。
「納税地及び提出先税務署の入力」画面が表示されます。
自分の住所を入力しましょう。
事業所の所在地は、自分で事業をやっていて税務署へ届出済の人以外、入力する必要はありません。
提出先の税務署を、リストからプルダウンして選択します。
管理人
もし所轄の税務署がどこか分からない場合は、国税庁のWEBサイト内に郵便番号から税務署を検索できるページがあるので、そこから確認ができます。
税務署の選択が完了したら「次へ」をクリックします。
e-Taxの利用に必要な暗証番号を設定し、入力します。
暗証番号忘れに備えたい場合は、「秘密の質問と答え」も設定しておきましょう。
上で設定した暗証番号とは別に、納税用確認番号(電子納税用の暗証番号)も設定します。
メールアドレスの登録が推奨されています。
上で「秘密の質問と答え」を登録した場合は、ここで必ずメールアドレスを設定しておきましょう。
入力が完了したら「次へ」をクリックします。
ここまで入力した内容に間違いがないか確認し、問題がなければ「送信」をクリックします。
全ての入力が完了すると、e-Taxの利用に必要な「利用者識別番号」が発行されます。
利用者識別番号は、忘れてしまわないように画面を保存するなどしておきましょう。
また、暗証番号の再設定に必要な「秘密の質問と答え」を設定していた場合、税務署からお知らせメールが届きます。
メールの到達確認を行う必要がありますので、税務署から届いたメールの中に貼られたリンクをクリックし、メールの到達確認を完了させましょう(案内メールには有効期限があるので注意!)。
ここまで済ませたら、登録完了です!お疲れ様でした!
e-Taxで確定申告を行うメリット
管理人
確定申告や医療費控除などの申告をe-Taxで行うメリット(長所)は以下の通りです。
自宅から申告できる
e-Taxを使えば、ネットで確定申告や医療費控除の申請ができます。
税務署に足を運ぶ必要がなく、自宅や好きな場所から申告できるので便利です。
還付金の受け取りがスピーディー
e-Taxの方が、紙の申告書よりも還付金を早く受け取ることができます。
(e-Tax:およそ3週間/申告書:1~2ヶ月)。
手続きの進み具合がネット上で簡単に確認できる
還付金の処理状況を、税務署に問い合わせることなくe-Taxのページにログインすることで確認できます。
(確認できるのは還付申告を行なった日からおよそ2週間後)
メールアドレスを登録していた場合、処理状況が確認できるようになると国税庁からお知らせのメールが届きます。

画像はe-Tax「還付金処理状況確認について」より引用
24時間受付可能(メンテナンス時間を除いて)
e-Taxなら、確定申告や医療費控除の申告などが24時間提出可能です(メンテナンス時間を除く)。
・毎週月曜日深夜0時~午前8時30分
・最終土曜日と最終日曜日の深夜0時~午前8時30分
※確定申告期間中は土日祝日も含め、24時間利用可能(メンテナンス時間を除く)
令和2年の2月と3月のe-Tax運転状況は以下のようになっています。
(画像はe-Taxホームページより引用)
令和2年2月のe-Tax利用時間カレンダー
令和2年3月のe-Tax利用時間カレンダー
添付書類の提出を省略できる
例えば生命保険控除の証明書は、実物を提出しなくても記載事項(生命保険会社の名称や支払い金額など)を入力するだけで済みます。
(ただし税務署から提出を求められることもあるので、法定申告期間から5年間は保存しておきましょう)
同様に、マイナンバーに関する本人確認書類もe-Taxで送信することで提出不要となります。
青色申告の特別控除額が55万円→65万円に!
令和2年分の確定申告から、個人が所得税の確定申告を行う場合、
青色申告特別控除額が65万円→55万円
に引き下げられました。
しかしe-Taxによる確定申告(もしくは電子帳簿保存)を行えば、引き続き65万円の青色申告特別控除を受けることができます。
令和元年分までの適用要件(※)に加えて、e-Taxによる申告または電子帳簿保存
※令和元年分までの適用要件は
- 正規の簿記の原則で記帳(複式簿記)
- 申告書に貸借対照表と損益計算書などを添付
- 期限内申告
例え白色申告であっても、上に挙げた4つ(自宅から申告可能/還付金の受け取りがスピーディー/ネット上で進捗状況が確認できる/添付書類の提出を省略できる)のメリットは大きいので、是非ともe-Taxでの申告に挑戦してみてください!
管理人
管理人
やよいの白色申告 オンラインはクラウド上(オンライン)で簡単に収支を入力することができるので、自宅PCだけじゃなく外出先からスマホで収支を入力できるのがとっても便利!
管理人
ID・パスワード方式で確定申告を行う場合、やよいの白色申告 オンラインで決算書を作成し、金額をe-Taxの「確定申告等作成コーナー」に入力すればOKです。
管理人
ちなみにやよいの白色申告 オンラインは青色申告への切り替えも簡単なので、ゆくゆくは青色申告に変えようと考えている人にもオススメです!
スマホでもできるe-Tax事前準備やり方&メリットまとめ
この記事では、
- e-Taxの事前準備について、スマホでもできるやり方の流れ
- e-Taxを使うメリット
についてまとめました。
「確定申告や医療費控除の申請にe-Taxを使いたいけど、まず何から手を付けたらいいか分からないし、e-Taxを使うメリットってある!?」とお思いの人にとって、今回の記事はきっと役に立つと思います!