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【デマ許すまじ!】『輸血を塩水で代用できる』は嘘!腹が立つから論破する

「輸血を生理食塩水で代用」はデマです!

私、一瞬で頭に血が上りました。

発言主の常識を疑うような、とんでもないツイートを目にしたからです。

それが、こちら。

トンデモ医療「輸血を塩水で」ツイートの内容

(当該ツイートは、現在見ることができなくなっています)

「輸血を塩水で代用できる」、ですって!?

はぁ!?

いやマジでふざけんな(怒)

上のツイート見つけたとき、一瞬で怒りの導火線に火がついて、秒でRTしてしまいました。

Twitter

あまりにもひどいデマだったので、怒りの感情をオブラートに包むこともできなかったほど。

管理人

ってか、こんなトンデモ理論、初めて見たわ

このツイート主、散々デマを垂れ流したあげく、アカウントに鍵かけてダンマリを決め込んでますが。

輸血検査に携わる私たち臨床検査技師、ひいては医療従事者にとって、『輸血は塩水で代用できる』などというデマツイートはとうてい許すことができません

『輸血を塩水(生理食塩水)で代用』というトンデモ医療を信じる人なんていないとは思いますが、輸血業務も行う現役臨床検査技師の私・小暮ひじり(技師歴24年/二級臨床検査士「免疫血清学」取得)、このデマをどうしても見過ごせないので論破いたします。

どんなときに輸血が必要?

輸血の必要性。血液が不足したときは輸血で補います。輸血製剤は献血で得た血液からできます。

輸血が必要なのは、簡単に言うと「血が足りない」ときです。

ここで言う「血」とは、

  • 赤血球・血小板などの血球
  • 凝固因子やアルブミン(タンパク質)を含む血漿(けっしょう)

の片方、もしくは両方のことです。

どんなときに輸血を必要とするのか、日本赤十字社の「患者さんとご家族向け輸血情報」に分かりやすく書かれています。

病気や薬の影響などで十分に血液をつくることができなくなったり、事故や手術などで大量出血したときに、輸血が必要です。輸血せずに放置しておくと、息切れや動悸(どうき)、めまいなどが起こったり、出血が止まらなかったりして重症になると死に至ることもあります。

血が足りないときに輸血で血液成分を補うことは、治療の一つであり、現代医学において欠かせない医療行為です。

輸血が塩水(生理食塩水)で代用できない理由

輸血の代用に塩水、ダメ、ゼッタイ。

塩水(生理食塩水)には塩分(NaCl)と水分しか含まれてません。

なので、塩水(生理食塩水)は血液の代わりにはなり得ません。

赤血球の不足を塩水で補える?

赤血球の不足は、塩水では補えません。

赤血球には「全身に酸素を運ぶ」という役割がありますが、塩水には「全身に酸素を運ぶ」機能はありません。

血小板の不足を塩水で補える?

血小板の不足は、塩水では補えません。

血小板には「出血を止める」という役割がありますが、塩水には「出血を止める」機能はありません。

血漿の不足を塩水で補える?

血漿成分の不足は、塩水では補えません。

血漿には凝固因子(止血作用に関与する成分)やアルブミンなどのタンパク質が含まれていますが、塩水にはこれらの成分が含まれていません。

そもそも『輸血は塩水で代用』って、どこからきた発想?

輸血を塩水で代用のデマを暴く

「輸血は塩水で代用できる」なんてデタラメ、いったいどこの誰が言い出したのでしょう?

ルネ・カントン(フランスの生理学者)

1866年生まれのフランス人生理学者、ルネ・カントンが

海の水は人間の血液と非常によく似ていることに注目し、飲用・点滴用の海水を作り出した。

とあります(wikipediaより引用)。

千島学説

日本の生物学者・千島喜久男が

栄養不足や大量出血後などの病的状態のときは、体組織の細胞から赤血球への分化が見られるとの主張。

とあります(wikipediaより引用)。

おそらくはこれらの説を信じてしまっている人たちが『輸血は塩水で代用できる』と主張しているのでしょう。

しかし、医療現場に立つ私から言わせてもらいますと、ルネ・カントンも千島学説もあり得ません。

輸血は世界中のあちこちで行われ、多くの人の命を救ってきました。

そして今も、輸血を必要とする患者さんは確実に存在します。

『輸血は塩水で代用できる』とツイートした人物が何を考えてるのか全く分かりませんが、人命に関わるようなデマを軽々しくツイートする行為はとうてい許せるものではありません。

『輸血は塩水で代用できる』に対する、医師の反論ツイート

『輸血は塩水で代用できる』というデマツイートに対し、現役の医師たちも反論ツイートを行っています。

Twitter

Twitter

Twitter

Twitter

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一介の検査技師である私ですら『輸血は塩水で代用できる』のデマツイートに腹が立ちましたから、実際に患者さんの診察にあたる医師はなおさら腹立たしかったことと思います。

まとめ~輸血は塩水で代用できません!

言うまでもなく、輸血は塩水(生理食塩水)では代用できません。

輸血は医師の診断のもと、血液製剤で行われます。

ときには私も、一刻を争うような大出血の輸血にあたることがありますが。

交差適合試験を行う我々臨床検査技師をはじめ、医師、看護師、その他大勢の医療スタッフは目の前の患者さんを救うべく、真剣です。

『輸血は塩水で代用できる』などというデマツイートは人の命を軽んじているように思われ、大変に不愉快なので止めてもらいたいです。

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